昔を思い出し、たまには家族のためにケーキを買って帰る父!?

　謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

　今日のあたしンちの感想。

サブタイトル §

第94回

「母、けっこうブランド主義」

「父、ケーキを買ってくるっ」

あらすじ「母、けっこうブランド主義」 §

　母は、ブランドなどに踊らされてはいけないとみかんを諭します。

　しかし、みかんの進学の話になると、急に大学のブランドを気にして、みかんから母こそブランド主義ではないかと突っ込まれます。

あらすじ「父、ケーキを買ってくるっ」 §

　父は、子供達が喜ぶ顔を思い浮かべ、ケーキを買って帰ります。

　しかし、帰ってみると相手にされません。

　父はケーキを玄関に置いたままにします。

　そのケーキにみんなが気付きます。

　母は、父に買ってきたのだろうかと質問しますが、父は返事をしません。しかし、母は、違うのなら「知らん」と言うはずだと肯定のサインを受け取ります。

　ところが、母がうるさくいろいろなことをしゃべり続けるのに腹を立てた父は、ケーキをゴミ箱に捨ててしまいます。

　別の日、また玄関にケーキが置いてありました。

　今日は喋らないで食べよう、と母達は静かに食べます。

　食べ終わった後で、母が父に、父が買ってきたのかと聞きますが、父は「知らん」と答えます。

　そこで、母達は関係ないケーキを食べしてしまったのではないかと青くなります。

　それを見て、父は笑います。

感想 §

　今日は、サブタイトルが「母、……」「父、……」と前半後半で対になっていますね。ちょっと凝っています。

　特に面白いのは後半。

　子供の小さい頃を思い出し、ケーキを買って帰ると喜ぶ姿を思い浮かべる父。しかし、買って帰った家で待つ冷酷な現実。その状況に対して、2回目のケーキで家族を驚かせるささやかな復讐。この復讐の可愛らしさが父の魅力ですね。けして残酷ではなく、種明かしをすれば笑い話にしかならないような、小さな復讐です。

今回の一言 §

　高い肉の売り場だけ上手に避けて品定めする母。その根性はさすがですね。